ライブ参戦。
寺田恵子さん
ソロデビュー20周年 & Birthday LIVE 〜Wish you are here〜日時: 2012年07月29日(日)17:00−20:00
場所: 目黒Blues Alley Japan
更新せぬままに、もうしばらく時間が経ってしまったのだけれど、これだけはアップしておかなければ。笑。今年の夏、わたしにとっての一大イベントとなった、東京行き。会議や研究会などの出張をかねて、東京に訪れることは少なくはないのだけれど(数年前に比較してずいぶんと頻度は減ったものの)、まったく、遊び目的で訪れることは、なんだか久々の出来事だった。
知る人ぞ知る、ではあるのだけれど、わたしは10代の多感な時期より、ハードロックが好きで、以前はギターを弾いたり、中学高校時代にはバンドでライブ活動をしていた。大学時代に、大事故を起こして体育会自動車部を中途退部してから、同じ学部の友人に誘ってもらって一年半ほど、ふたたびバンドを始めたりもしたけれど、当然、ハードロックのギターが弾けるわけでもなく・・・。その後、まともに楽器には触れていないような気もする。教会で働いていた時代に、少し、伴奏でギターを弾いていたくらいで。
しかし、まあ、音楽のない生活は考えられず。車に載っかっているカーステレオはカセットテープ仕様なので、ハードロックが大好きだった頃のテープはいまもずっと聴き続けている。
ある日、ツイッターで懐かしい動画のやりとりになった。詳細は端折るが、まあ、とにかく、遅ればせながら、あの、SHOW-YA(公式サイトはここ)が、2005年にオリジナルメンバーで再結成+復活していることを知った。なんと今年の3月にはアルバムも出ているわけだ。
ほいで、そのアルバムに収録されている新曲を聴いて、これまた驚愕。
こりゃあ、すげーーーっ!!
圧倒的にバージョンアップしているではないかーーーっ!!
しかも、大好きなみったんのドラムが、すっげーーーっ!!
むっちゃくっちゃ、かっけーーーっ!!
ということで、その後、you tubeでの検索はもちろんのことなのだけれど、新しいアルバムもゲット。どうしてもライブに行きたい、という気持ちは盛り上がる一方ではあるが、秋まで、予定がない。近いところでみると、寺田恵子さんのライブが東京であるくらい。・・・ってことで、アコースティックライブって書いてあるにもかかわらず、向かうことになった。
今回、犠牲(?)になったのは、地元のマブダチ☆やもちゃん(横浜在住)と、その息子ゆうと。で、三人でライブ参戦することとなった。やもちゃん、ゆうと、ほんとにありがとう☆ 持つべきものは、友だちである。
張り切りすぎて、一時間くらい前に現地へ。しかし、整理番号が発行されているので、そんなに早くに来る人たちは、そうそういるわけではない。がしかし、嬉しがりで得したことは、リハーサル中の音が重厚な扉から漏れ聴こえてきたこと。これはラッキーな出来事。
開場の一時間後からの開演。そのあいだ、あれやこれやの話をしながら。それはそれでとても大事な時間だった。うちの家族のこと、その近況。なぜ、親友から、自分ちの家族のことを聞かせてもらっているのかは、ちょっとナゾだったりもするのだけれど、遠方にいるわたしにかわって、やもちゃんが、いろいろとほんとに親身にサポートしてくれていることを痛感する。これは、持つべきものは友だち、って言えるような能天気は話ではないのだけれど。
20年前のソロデビューとなった「Paradise Wind」が大音響で流れ、寺田恵子さん登場。MCで会場を笑いの渦に巻き込みながら、SHOW-YAの曲やいくつかのカバー、そして、恵子姐さんの“原点”らしい、カルメン・マキの「空へ」など。今回はジャズも。
二部構成のライブは大いに盛り上がったのでした。楽しかった。そして、恵子姐さん、やっぱり、カッコ良かった。49歳。40代最期のソロライブになるかも、とのこと。たくさんたくさん元気をもらってきたのでした。
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じつは、興奮ポイントは、もうひとつあったわけで。
開演直前、一服しようと外に出て帰ってきたら、やもちゃんとゆうとが「みんな、後ろを見てるんだけど、誰か、有名な人?」と問う。はたとVIP席に目をやれば、そこには、SHOW-YAのドラムのみったんが。キーボードのキャプテンも。とにかく、3メートル先に、みったん、という状態だったわけで、じつはステージよりもそっちが気になって仕方がないのでした。
それどころか、第二部の最後には、「スペシャル・ゲスト、みったん!」ってことで、カフォンで登場。ここ数年、こんなのないぞ、ってくらいのテンションの上がりようだったわけです、わたしは。
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SHOW-YAのメンバーたち、それぞれのブログなんかを見ていると、結婚していない人たちが多い。かつては日本武道館を一杯にしたバンドも、いまはインディーズで活動。それぞれ、移動しながら仕事を続けている人たちもいる。
わたしにとっては、ちょっと上の世代の人たち(女たち!)が自分のやりたいことや、やるべきことを極めて、そしていまもやり続けている姿。それは、とてもとても勇気付けられるものである。
もちろん、やっていることも、生きている世界も、人に及ぼす影響力も、まったく異なるのだけれど、それでも、わたしも精一杯、やっていこうと思わせてくれる時間だった。
秋には大阪でのライブにぜひ参戦したいものだ。それまで、バイト掛け持ち+非常勤講師稼業、なんとか乗り切っていきたいと思う。
しばらく、続いたので、まだまだ続くと思う。あたしの、SHOW-YAフィーバー。
[2012.08.31記]
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