論文執筆

 これを書いているいまは、とっくに年が明けているのですが、2014年後半に公刊されたものをメモ的にアップしておきます。

「女たちの関係性を表象すること――レズビアンへのまなざしをめぐるノート」
 『ユリイカ』第46巻・第15号(2014年12月号/特集:百合文化の現在)、青土社、78-86頁。(2014年11月27日発行)。

→どなたがご紹介くださったのかわからないのだけれど、依頼が来たので、執筆。これまで触れてこなかった分野なので(・・・というよりも、正直に言ってしまうと「苦手」分野でもあったので)、かなり苦しみました。
 準備段階で、BL/ヤオイ関連の先行研究をかなり読んだことも勉強になりました。せっかくなので、もう少し進めていけたら、とも思っているところです。

[rakuten:book:17200249:detail]

「他者の死に向き合うこと――クィアすることをめぐって」
 上村静編『国家の論理といのちの倫理 ――現代社会の共同幻想と聖書の読み直し』新教出版社、90−100頁。(2014年11月30日発行)。

→『福音と世界』に掲載された拙論を大幅に修正。掲載時には紙幅の都合で割愛していた部分を盛り込みました。

「〈弔い〉をめぐる覚書 ――クィア神学からの一考察」
 女性・戦争・人権」学会『女性・戦争・人権』第13号、86-103頁(2014年12月15日発行)。

編集委員会からの依頼論文。ここのところの課題である〈弔い〉について、神学の領域で執筆することに取り組んでみました。
 ともかく、英語圏にはすでに膨大にある「クィア神学」。それを日本において、どのように文脈化するのか。まだ、そちらの課題には手をつけることができていないのですが。




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