論文執筆

 気づけば、一年ちょっと更新できていないのですが、この間、やってきたことをぼちぼちとアップしていこうと思います。


「〈弔い〉の営為にみる生死の諸相 ――非規範的な性/生をめぐって」
 花園大学人権教育研究センター『人権教育研究』第22号、127−146頁(2014年03月31日発行)。

→「非規範的」という表現が適切かどうか、留保を付けつつではありますが、いわゆるLGBTの(もしくは、正確には「同性愛者」の)「死」に直面する出来事、そして死者と向き合う〈弔い〉という出来事についてこれまで思考してきたことさらに執筆。
 ちなみに、花園大学は2013年度で、減ゴマ措置などにより、14年間続いた非常勤講師の職を終えました。

「宗教とフェミニズム ――キリスト教の中の性差別」
 大越愛子・倉橋耕平編『ジェンダーセクシュアリティ ――現代社会に育つまなざし』昭和堂、123−143頁。(2014年01月25日発行)。

→コンセプトは初学者向けの論文集。大越愛子さんが近畿大学を退官されるにあたっての企画に入れてもらいました。
 宗教、とりわけキリスト教におけるフェミニスト神学のエッセンスと同時に、そこから派生していったクィア神学についての紹介。執筆中に気づいたこととしては、さらなる課題として、やはり本格的に神学関係の議論を追う必要がある、ということ。遅々とした歩みではありますが、ある意味での「古巣」にも一部戻りたいと思ってます。


ジェンダーとセクシュアリティ―現代社会に育つまなざし

ジェンダーとセクシュアリティ―現代社会に育つまなざし


 

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