いただきもの

Yu-u22012-02-14


出講先からの郵便


 非常勤講師として出講している某大学院。その学部事務室からポストに郵便が届いた。
 だいたい、この時期に届くというのは、試験や成績評価関連。あまり良くないことというか、まあ面倒なことが重なる時期でもあるので、開封するのに気が重かったのだけれど…。(苦笑。)

 が、開けてみて驚いたことに!。
 担当職員の方からの添え文には「受講生たちが、どうしても先生にお届けしたということで事務室を訪れてきました。お送りいたしますのでご査収下さい」と、ある。別添の封筒を開けてみたら、チョコレートではないか!しかもなかなか心のこもったメッセージのカードが添えてある。

 最終講義日、受講登録をしている人たちが、風邪や疲労や何やらで欠席。結局、後期最終日は聴講生と過ごす時間となった。半期を通して、二名が聴講に来てくれていたのだけれど、ひとりは学部3回生。

 今年度も、朝早くからのこの講義(1限)は楽しみのひとつだった。毎回、まるで学会発表のような気持ちで…と表現すると大袈裟に聞こえるかもしれないが、大学院生(修士課程)たちから鋭い質問が毎回のように飛んできたりして。笑。大教室での講義ばかり担当している非常勤講師にとって、教室でちゃんと議論できるような時間は、本当に貴重なものなのです!!

 落ち込むこともある非常勤講師の稼業。…やる気がないのにちゃんと出席したりする学生さんたちを前に延々と講義し続けることの消耗具合とか、いくつか卒論の調査に協力したにも関わらずまったく報告をいただけないような非常識具合にどっぷり疲労感だとか。
 しかし、今回送られてきたメッセージを読みながら、こうやって励まされることもあるわけだし、来年度もなんとか頑張っていこう、という気持ちにもなってみたりする。

 とっても嬉しかった贈り物。ありがとう。




        • -