子育てフォーラムでの講演
水口幼稚園 子育てフォーラム
日時: 2012年02月15日(水)09:30−11:30
場所: 日本基督教団水口教会(滋賀県甲賀市)
テーマ: “家族”って何だろう? ――多様な生と性から考える
参加: 約50名
「“子育て”“親育ち”の情報を共有しましょう」という呼びかけのもとに毎月1回開催されている公開フォーラムにスピーカーとして呼んでいただいた。園児の保護者の方々を対象とした集会。6年ほど前にも寄せていただき、今回は2回目。
ここのところ感じているのだけれど、性的少数者といえば、「性同一性障害」かテレビのオネエキャラクターのイメージが大きすぎて、いまいち、それらが払拭されないままに(そこからほかのイメージが生み出されないままに)質疑応答となることがある。いくらお話しても、レズビアンとしてカミングアウトした上で、であっても。…ということで、ドキュメンタリーを最初に30分ほど流しての講演となった。
「家族」というと、父・母・子というかたちが“当たり前”とされることが多い。さまざまなかたちがあることは、子どもたちをめぐる環境のなかでは知られていることであろうけれど、しかし、やはり保育園よりも幼稚園のほうが、この“当たり前”のかたちってあるような気もするのだ。
子どもたちが育っていくなかで、これからどんな可能性があるのか、子どもたちに知らず知らずのうちに“当たり前”の価値観を植えつけてしまっていることはないだろうか。…そんな問いかけを含めて、相談業務からの事例や大学での学生さんたちの昨今の反応などを交えながら、お話させていただいた。
なぜか、終了後は、一部で「握手会」が催されることになり(笑)、一緒に考えようとしてくれる人たちもいたのかな、という思いで帰ってくることができた。ありがとうございました。
画像は前日にごはんをいただいた幼稚園近くの「へそまがり」の出し巻。このお店、何を食べてもおいしい。ちなみに教区の会議があったのだけれど、ここのところ教区関連の会議に出ると翌日寝込んでしまう、という事態が続いているため、仕事優先して欠席させていただきました。
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