memo

日常のなかの狂気

栗原さんの「暴力」論がおもしろい。いずれ少し感想でも書こうと思う。 わたしたちは、しらずしらずのうちに奴隷の生を強要されている。生きのびさせられている。(…)さいしょはカネをかせぐためにはしかたがないと、しぶしぶやっていたのかもしれないが、…

「弔い」論

死にゆく人々を見送っていくということ。そして、それが“道半ば”だと認識されるときに残された者たちを覆いつくす喪失感。たとえば、レズビアンの自死という事態に直面するとき −―それは「レズビアン」をキーワードに運動に携わってきたなかでは決して少なく…

「コンフリクト」

RF「横断するポピュラーカルチャー」に関する総括特集。 冨山一郎さんによる「コンフリクト」と「横断性」に関する序文。 個人であれ集団であれ、対立関係には、その対立する力を定義するベクトル場とその関数が前提とされている。かかる共通の前提をおくこ…

社会運動論

アラン・トゥレーヌの弟子であるフランソワ・デゥペの社会運動論。 「行為」から「経験」へ。そして“社会から個人”を“個人から社会”へというベクトルの変更。そしてバラバラにされた個々人の〈生〉のなかでの「社会運動」の可能性。 諸個人の経験は集合行為…

「社会化」

稲場圭信さんによる「社会化」の定義。 人は社会の中で人となる。社会化である。社会化とは、個人が社会や集団に容認された行動形態、言葉、ものの考え方、感情の表し方などの規範を他の人との相互作用を通して習得することを意味する。一方で、自己の行為の…